ガットマンにどんどん質問をぶつけます。(前回)
ガットの種類は「大きく2つ」
張り替えてみたいんだけど、種類が多すぎてよくわからないよ・・・。
まず、ガットの構造を学んでみよう!
現在では【モノフィラメント】【マルチフィラメント】という構造がガットの多くを占めている。
【モノフィラメント】は中に一本の太い"芯"があり、外側にも細い単一の糸が複数巻いてある構造。この構造でボールを遠くに飛ばしてくれたり、ボールにスピードを与えたりしてくれるんだ。
【マルチフィラメント】は中に"芯"が無く、もの凄く細い繊維が千本以上束ねて作られている構造。芯が無い分、ボールを捕らえた時にボールとガットがくっついている時間が長いので、ホールド感があり、打球感が柔かくなる。これを押し出すように振り切ってあげると、ボールに威力が加わり重たいボールが打ちやすくなるんだ。いわゆる、「球持ちがいい」という性能を発揮できるんだ。
ふむふむ。とりあえず「モノ」=スピード、「マルチ」=球持ちのよさ、って覚えておけばよさそうだね。
硬く張る=凄い選手 は間違い
ガットのパッケージに「25」~「35」lbsって数字が書かれているけど・・・。コレって何?
この数字はガットを張り上げる際にガットにかける張力(テンション)の数字を表しているんだ。この数字が大きくなればガットは硬く張り上がり、ボールの飛びが抑えられ、打った時の感触も硬い。逆に小さくなればガットは緩く張り上がり、ボールは大きく飛ぶようになり、打った時の感触は柔らかい。
この数字とガットの種類を上手く組み合わせることで、自分に合った種類と数値を探っていくんだ。高い数字で張るほど上手い選手、凄い選手というのは間違いで、本当に上手い選手は低く張り上げても使いこなせるんだよ。
。
そうかぁ。自分にあったテンションを知ることが必要そうだね。
細い=反発・スピード
じゃあパッケージに書いてあるこの【1.30mm】っていう数字は何の数字?
これはガットの太さを表している数字なんだよ。ガットの直径なんだ。
この数字が小さければガットは細くて、ボールが当たった時のたわみが小さくなるから、柔かいボール自身が反発して、ボールのスピードが上がったり、ボールが遠くに飛ぶようになる。でも細い分、切れやすい。
この数字が大きければガットは太くて、ボールが当たった時にたわみが大きくなるから、自分の力で狙った位置にコントロールしやすくなる。でも太い分ボールが飛びにくいから、ボレーで弾きにくかったり、強いボールを打つには自分のパワーが必要になる。どちらにも長所があれば短所もあるから要注意だ!
にゃあるー。勉強になるにゃぁ~。学校の勉強よりもおもしろいかも!的な!
まとめて、ガットマン!
あーでもアタマこんがらがってきた!さっきの「マルチ」「モノ」の話とあわせて、わかりやすい図で説明して!(^^
おお、そうだな。りょーかい。
ちょっと”極端に”まとめた感じもあるかもしれないけど、わかりやすく書くとこうかな。この図を見てね。お店に来るお客さんからも質問が多くて・・。結構がんばってまとめてみたよ。
すごい!この表をプリントアウトして持っておけば迷うことは無さそうね!部活の友達にも教えてあげようっと。ガットマンって最初は超あやしいとおもっていたけど・・頼りになるね!
かなり知識が豊富になったようです。
上手なガット選びを身に付け、ソフトテニスがもっと上達できそうです。
- ・ソフトテニス・オンライン
http://st-on.jp/ - ・<Blog>日本代表チーム・唯一のオフィシャルストリンガー“GOSEN” スタッフによるソフトテニス日本代表帯同レポート
http://blog.livedoor.jp/gosen_blog/