さっそくガットについて色々聞いてみます。
輪ゴムをずっと引っ張り続けると伸びきっちゃうことと同じ
ねぇガットマン、そもそも、ガットは
なぜ張り替えないといけないの?
ガットはラケットに張る時に元々の状態から張力(テンション)をかけて張り上げるんだ。だから張り上げ直後からガットには緊張状態が続くことになり、使わなくてもどんどん伸びてしまう。
ガットが伸びるとボールを弾き返す力が衰えるので、打った時にボールが飛 ばなくなったり、コントロールが難しくなってしまうんだよ。輪ゴムをずっと引っ張っておいたら、それを放した時に元のような小さな輪には戻らなくて、伸縮性が悪くなるのと同じイメージだね。
そっか。「引っ張り続けた輪ゴム」と同じかぁ・・
わかりやすい!確かに伸ばしっぱなしだとどんなものでもダメになりそうだよね。ユルくなったら張り替えなきゃ。
実は「ケガを防止するため」にも役立つ
緩(ユル)んだ状態でも使いやすければそのまま使えるんじゃないの?
ガットも「物」だから、張り上げて一度も使わなくても時間が経てば伸びてガットは劣化するんだ。
劣化したガットは本来の性能を発揮できなくなる。そうなると、ボールが飛ばなくなったり、切れやすくなったりといった状態になる。飛ばなくなったガットを無理矢理使ってボールを飛ばそうとしていると、必要以上に体力を使ったり、反発力や振動吸収性が無い分、打球時に手首や肘には大きな負担がかかるようになるので、故障を起こしてしまうこともあるんだよ。
え・・・ケガはイヤ!いつの間にか無理した打ち方をしちゃうんだね・・。ガットの張り替えを怠った(おこたった)せいで大事な試合に出れなかったら後悔しきれないよ。。
ガットは高温・多湿が苦手
じゃあさぁ、ガットの緩(ユル)みを抑えるにはどうしたらいいの?
ガットはとてもデリケートな道具なんだ。ガットの敵は「温度」「水分」「紫外線」などたくさんあるからね。全部から完璧に守る事は難しい。
しかし、対策はあるんだ。「温度」なら気温の上下が激しい所に置かない(車のトランクルームや部室・倉庫など)、「水分」なら湿気の多い場所に置かない、雨天時の練習後はガットに着いた水分をしっかりティッシュ等で拭き取って乾かす。「紫外線」なら使わない時はラケットケースやバッグに入れておく事など、に気をつければガットの緩み・劣化を遅らせる事ができるはずだよ。
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ヤバ!!私、練習中に雨が降った時、ラケットがドロだらけのまま部室に放置してた・・。今度から雑巾とかでふかなきゃ・・。
ガットについて興味がわいてきました。
次回はガットの構造や種類にについて教えてもらいます。
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