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  [インタビュー] 日本大学 佐藤・寺田ペアにインタビュー | 掲載期間 : 2005年3月7日〜
[特集] 日本大学 佐藤・寺田ペアインタビュー!
〜2004インカレ個人2位、2005全日本インドア決勝トーナメント進出など大活躍をみせる佐藤・寺田ペアに迫る。佐藤選手が4年のためもうこのペアでの試合は見れないかもしれないが、今後の二人の活躍に期待大!



INTERVIEW to;
左:佐藤 勲(さとう いさお)選手
  日本大学ソフトテニス部 4年 後衛
  昭和57年11月18日生まれ  O型  180cm
  新潟県 柏崎常盤高等学校出身

右:寺田 修治(てらだ しゅうじ)選手
  日本大学ソフトテニス部 2年 前衛
  昭和60年 2月10日生まれ  AB型  180cm
  静岡県 静岡商業高等学校出身


―――――こんにちは!昨年度の全日本学生選手権準優勝、そして先日の全日本インドアでの入賞、本当におめでとうございます!注目のお2人にぜひお話を伺いたくインタビューさせていただきました。宜しくお願いします!

[佐藤][寺田]
こちらこそ、よろしくお願いします!

―――――いつから、"佐藤・寺田"ペアで試合に臨まれるようになったのですか?

[佐藤]
僕が3年の時の秋ですね、インカレが終わって代が変わった頃からです。
[寺田]
関東大学対抗のときからですね、公式戦に出るようになったのは。

―――――ペアにはすぐになじめましたか?

[佐藤]
寺田と組んで試合に出て行くことになったとき、色々な意味でドキドキしました。4年生が抜けて僕らの代になって、僕のほうが学年は上だし、引っ張っていかなくちゃな、というプレッシャーや不安もあった。でも、寺田は【もっと強くなりたい】【もっとうまくなりたい】っていう、向上心がものすごく強いんですよ。だからとても刺激になりました。

[寺田]
佐藤さんも僕も、それまで日大の中ではレギュラーに入っているメンバーではなかったんです。そういう意味でも、そこからどうやってレギュラーに食い込んでいくか、そして日大の柱になれるようなペアになっていくのか・・・お互いに刺激しあって、努力していけたと思います。どちらもレギュラーじゃなかったことがかえってよかったと思う。

―――――このペアで見事、昨年のインカレは個人戦準優勝でしたね!インカレで一番印象に残っている試合は?インカレについてのお話を聞かせてください。

[佐藤]
僕にとっての一番のヤマ場は、準々決勝の當目・松田(同志社大学)戦ですかね。あの試合、ファイナル4−6で、相手の逆マッチだったんですよ。あそこで粘っての逆転勝利は、大きかったと思います。

[寺田]
僕も、確かにその試合も印象に残ってます。でも他にもあって・・・インカレは1日に3試合ずつ試合をこなしていくんですけど、2日目の初戦が、去年のインカレを獲った、福原さん(/林・法政大)だったんです。ここに勝てたら、上位進出がもっと色濃く見えてくると思ったので、気合が違いました!

―――――沢山の試合をこなしてきている2人でも、やっぱり初戦は意識してしまうものですか?

[寺田]
そうですね・・・試合の入り、今後の僕らの課題だと思います。

[佐藤]
・・・っていっても、僕らのペアでの試合は先日の全日本インドアが最後だったんですけどね、頑張れよ寺田〜(笑)

―――――切ないですね。全日本インドアでは、中堀・高川を0で破っての決勝トーナメント進出でしたね!

[佐藤]
3度目の正直?という感じかな?中堀さんとは、その前にも2回試合しているんです。1回目は0で、2回目は(東京インドア)1で負けているんですよ。意識はしました。

[寺田]
リーグ戦の初戦が三石さん・山口さん(枚方信用金庫)で。ファイナルまでもつれたものの負けてしまって。次の試合が、佐藤さんにとっては引退試合じゃないですか。今まで負けてきた相手ではあったけれど、それだからこそ失うものはないし、強気で向かっていけたと思います。ただ、そのあとの決勝トーナメントでの菅野さん(明治大/佐々木・東北福祉大)との試合で、全然ポイントに絡めなくて・・・。菅野さんとは同じ関東リーグで今後も顔を合わせる相手なので、しっかり研究していきたいです。

―――――寺田君は今2年生だけど、ライバルっている?

[寺田]
僕が一方的にライバル視してるだけかもしれないですけど(笑)、小林(日本体育大学)ですね。同じ学年で、世界大会に出場したりしていて、しかも前衛同士だし。負けたくないです。

―――――佐藤さんにとって、やりにくい相手っていましたか?

[佐藤]
そうだなぁ・・・試合の勝ち負けではなくて、日体大との試合は、正攻法でやっていけるのでやりやすかった気がします。でも、菅野(明治大)はやりづらい。どこでも打ってきちゃうから・・・。

―――――お互いの魅力って、どんなところにありますか?あと、今だから言える、ここはこうしてほしかった、など・・・(笑)

[佐藤]
寺田の前向きさというか、目標にたいして貪欲な姿勢には、本当に感心させられました。真似してできるものじゃないと思います。あと、僕自身クロス展開が好きなんですけど、寺田はクロスのボレーがすごくうまいので、そういう意味ではお互いに生かしていけたかな、と。・・・欲を言えば、もうちょっとロブを追ってほしかったかな(笑)

[寺田]
佐藤さんは、ほんと〜に超がつくほどプラス思考なんですよ!いい意味でも悪い意味でも(笑)だから調子のいい時の佐藤さんはすさまじいです!佐藤さんのクロスのボールめっちゃ速いんですよ。背中向けてるからいつ当たるか冷や冷やでした(笑)

―――――佐藤さんは、もうすぐ卒業ですね。日大での4年間はどうでしたか?

[佐藤]
実は、高校時代には指導者がいなくて、自己流テニスだったんです。だから、そういった意味で練習量の豊富かつ環境や指導者にも恵まれている日大でテニスできて、基礎から徹底的に学べたので本当に良かったです。慣れるまでは大変だったけれど、今ではそれもいい思い出。4月からは地元に戻って教師になります。ソフトテニスを教える立場になるので、少しでも沢山の生徒に、頑張ることの大切さを教えていけたらいいなと思います。

―――――寺田君は、新3年生になってますます気合が入りますね!

[寺田]
はい。僕は他の大学の選手に比べてみれば高校時代の実績がなくて。でもそんな中で佐藤さんと組ませてもらって、実力をつけるより先に結果が沢山出てしまって・・・今年が勝負だと思います。"佐藤さんのおかげ"といわれないようにしっかり努力して、勝利を掴み取りたいです!

―――――お話を聞かせてもらって私自身もとても有意義な時間が過ごせました。どうもありがとうございます!これからの2人のご活躍に、期待しています!

[佐藤]
全日本インドアの結果を見ても分かると思うのですが、学生ソフトテニスも今とても盛り上がっています。社会人にももっと噛み付いていけると思う。寺田には、もっと上にいける素質があると思うので、頑張ってほしいです!今日はどうもありがとうございました!
[寺田]
新しいペアで練習に臨むようになって、また違った課題も見えてきました。もうすぐシーズンインして、たくさんの試合が始まります。1日1日を大切にして、日大の柱となれる存在になっていきたいです。応援宜しくお願いします!


[編集staff 後記]
謙虚ではあるけれども、テニスに対しての情熱は人一倍。そんな2人のお話を伺うことができて本当に良かったです。私自身にとってもとても有意義な時間となりました。
飾らずに精一杯努力できることや、頑張れること。あたりまえのことのように思う人もいるかもしれませんが、これこそが、何よりの才能であると思います。
もうすぐシーズンイン。戦いの火蓋が切って落とされます。新生・日本大学ソフトテニス部の活躍に期待しましょう。彼ならきっとやってくれる。そう思わずにはいられません。

[参考]日本大学 についてはこちら(大学ナビ内) http://st-on.jp/univ/nihon.html

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post@st−on.jp(タイトル:佐藤・寺田応援メッセージ)まで




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