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2008/05/24 up

関東から北海道まで、各地から強豪集う!
SRI・ダンロップ杯 東日本中学選抜大会を取材観戦!

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text by Staff Hosho





東北新幹線の大宮駅から1時間ほどの「JR新白河駅」で下車。会場である白河市白坂の森スポーツ公園テニスコートに足を運び、「第4回 SRI・ダンロップ杯 東日本中学校選抜ソフトテニス大会」を観戦してきた(大会日程:2008年5月17日〜18日)。
本大会は、東日本の各都道府県において実績ある強豪中学が一日目はリーグ形式、二日目は一日目の結果を踏まえてトーナメント形式で競い合う大会。今回の結果を含めこれまで連覇はおろか、二度の優勝を経験した学校がなく、また、ベスト4が昨年度と今年度で全く違うということになることなどから、本大会のレベルの高さ、勝ち残ることの難しさが窺える。
ドローによると、男女共に40校が出場している。男子出場校には地元福島の西郷第一中をはじめ、森吉中(秋田)、鶴岡第一中(山形)、榛松中(埼玉)、札幌西野中(北海道)などがある。女子出場校には、杉戸中(埼玉)、芝東中(埼玉)、山王中(秋田)、平岡緑(北海道)などが名をつらねており、地方大会上位・全国大会レベルの学校が揃う顔ぶれとなっている。今回は北海道からも初の参加があり、年々拡大中の模様。

男女対戦結果(上位)

[女子結果]
▼準々決勝
箕郷(群馬) 2−0 戸塚西(埼玉)
杉戸(埼玉) 2−1 山王(秋田)
広島(埼玉) 1−2 芝東(埼玉)
信陵(福島) 2−1 巻東(新潟)
▼準決勝
箕郷(群馬) 1−2 杉戸(埼玉)
芝東(埼玉) 1−2 信陵(福島)
▼決勝
杉戸(埼玉) 2−0 信陵(福島)

[男子結果]
▼準々決勝
大館第一(秋田) 2−1 芳賀(栃木)
杉戸(埼玉) 1−2 榛松(埼玉)
米沢第四(山形) 1−2 森吉(岩手)
千田(新潟) 1−2 三和(福島)
▼準決勝
大館第一(秋田) 0−2 榛松(埼玉)
森吉(岩手) 2−1 三和(福島)
▼決勝
榛松(埼玉) 1−2 森吉(岩手)


男女上位レポート

■ 女子
▼優勝の杉戸中(埼玉)


女子の準決勝は、信陵中(福島)対、芝東中(埼玉)と、箕郷中(群馬)対、杉戸中(埼玉)の組み合わせでそれぞれ行われた。
両試合とも1−1で3番勝負となり、激しい接戦となった。特に、信陵中(福島)対、芝東(埼玉)は3番勝負で尚且つ、ファイナルデュースまでもつれ込むという熱戦。3番勝負でのファイナルゲーム、楽しんで楽にいけと選手に声を掛けるベンチの雰囲気もあってか、信陵中ペアは笑顔が絶えず本当に楽しんでプレイしている様子だった。一方、鬼気迫り凄みのある雰囲気の芝東中サイド。両サイドの雰囲気が全く対照的だったのがとても印象的だった。最後は、芝東中の後衛の放ったボールがネットに阻まれ、試合終了。見事、信陵中が決勝に駒を進めた。

決勝は、杉戸中対、地元福島の信陵中。杉戸中は昨年度の新人兼県民総合体育大会決勝で芝東中に敗れており、その芝東中に勝った信陵中との対戦となった。準決勝のような接戦になると予想されたが、終始杉戸中のペースで試合は淡々と進み、2本先勝で杉戸中の優勝という結果になった。今年は全日本シングルス大会と重なり、信陵中は一番手後衛を欠いた状態でベストメンバーではなかったようだが、それでも見事決勝まで勝ち残った。

振り返れば、一日目終了当初は、山王中(秋田)の2本がとても手堅く、一日目も全勝でリーグ一位抜けし、優勝に一番近いのではないかと運営の方から伺っていたが、惜しくも準々決勝で杉戸中に敗れる結果となり、その山王中に勝利した杉戸中が優勝するという結果になった。 女子の全体的な感想としては、後衛のラリー力は上位になるにつれてとてもレベルが高いと感じた。その中で、前衛がしっかり絡んで得点できていた学校が勝ち残っていき、逆に前衛がうまく絡めずにいた方が敗北していたように感じた。

▼準優勝の信陵中(福島)


▼3位入賞の箕郷中(群馬)


▼3位入賞の芝東中(埼玉)


▼優勝した杉戸中の表彰の様子


▼優勝した杉戸中のプレー(埼玉)


▼芝東中(埼玉)の準決勝3番手ペア


▼信陵中(福島)の準決勝3番手ペア


▼箕郷中(群馬)の準決勝




■ 男子 (上位入賞チームの写真はこちら

男子は芦野温泉テニスコートクレーコートで行われたが、一日目の夜に降った雨の影響で、二日目の試合開始に大幅な遅れが出るという事態に・・・それでも、運営の方々が尽力してくださったおかげで、どうにか決勝まで無事終えることができた。大会開始後も、選手が頻繁にコート整備をしている姿を目にした。
 準決勝は、大館第一中(秋田)対、榛松中(埼玉)と、森吉中(岩手)対、三和中(福島)という組み合わせでそれぞれ行われた。どの学校も準々決勝を3番勝負で勝ちあがってきており、接戦を制してここまできた。大館第一中は昨年の東北インドアで3位の学校であり、一方、榛松中は昨年の東京インドアでは3位になっているほどの実績を残しており、どちらの学校も文句なしの強豪である。この試合は、2本先勝で榛松中の勝利となった。大館第一中と同様に昨年の東北インドアでは3位だった森吉中は、対する地元三和中との試合を3番勝負で制した。

 決勝は、森吉中対、榛松中。この二校は一日目も同じリーグで、森吉中がリーグ1位、榛松中がリーグ2位でそれぞれ抜けて、トーナメント決勝で再び相まみえることとなった。森吉中が再度勝つのか、榛松中がリーグ戦でのリベンジをするのか注目の戦いとなったが、結局、トーナメント決勝でも森吉中が再び3番勝負を制し、優勝という結果に終わった



▼緑に囲まれた白河市白坂の森スポーツ公園テニスコート


▼芦野温泉ホテル・グリーンウッドテニスランチ テニスコート


▼トロフィー、楯、優勝旗


大会名:第4回 SRI・ダンロップ杯東日本中学選抜ソフトテニス大会
主催 :SRI・ダンロップ杯実行委員会
共催 :西郷第一中学校ソフトテニス部父母の会
主管 :西郷村ソフトテニス協会ほか
後援 :福島県ソフトテニス連盟ほか
協賛 :SRIスポーツ(株)/ダンロップスポーツ(株)/ショーワコーポレーション(株)/アイスターエバ白河工場
期日 :平成20年5月17日(土)・18(日)
会場 :白河市白坂の森スポーツ公園テニスコート/西郷第一中学校/芦野温泉ホテル・グリーンウッドテニスランチ


参加中学生の”経験”を第一に考えた大会

 大会の冠にもなっているが本大会はダンロップグループによる協賛を得ている大会。夏の大会に向けて一年生を加えた新チームを試す場、また、各地域の学校との交流を深める手伝いができればという趣旨でダンロップは本大会を開催しているそうだ。
二日目はトーナメント形式となっており、本来は負けたら本戦はそこで終わりとなってしまうところだが、今回は大会運営側が西郷第一中学校テニスコートを練習試合用コートにして練習試合を許可するなどの配慮があった。宿泊費など、お金をかけてもらって大会に参加してもらっているので、少しでも中学生に試合の機会を持たせてあげたいという、運営側の配慮が汲み取れた。ただし、本戦を行っている隣で練習試合をさせると本戦に残った選手のモチベーションを下げてしまうということも考慮して、別会場を練習試合用に提供するという形を取ったようだ。

一日目は1リーグ5チームで行われたので、今大会では中学生たちはたくさん試合ができ、しかも、昨年度は4チームリーグで3位までがトーナメントに出られていたのが、今年度は5チームリーグでなんと5位まで全ての学校がトーナメントに出られるようになっていた。今回、芦野温泉のコートを使用することでたくさんのコートが確保できたことから、このような配慮が可能になったようだ。昨年度に比べて、今年度はより一層中学生たちにとって意義のある大会になったのではないかと思われる。

また、たくさんの保護者の方々が会場に駆けつけており、中には選手のお母さん方が試合をしている子に積極的にアドバイスや応援などの声を掛ける場面が多々見られた。一日目の夜に雨が降って男子には若干影響が出てしまったが、競技中はとても良い天気で日程を完了することができたようだ。今後もこの大会の発展に期待したい。

<関連サイト>

・ダンロップ ソフトテニス情報サイト
http://tennis.dunlop.co.jp/softtennis/
(近日、こちらのページに上位以外の結果も掲載されるとのこと)

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