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2006/06/1 2:00 up

強豪中学も多数参加!
−SRI・ダンロップ杯 東日本中学選抜大会を訪問

text by Staff "O"


東北新幹線で東京駅から1時間半ほどの「JR新白河駅」で下車。会場と聞く白河市白坂の森スポーツ公園テニスコートに足を向けた。開催される大会は「第2回 SRI・ダンロップ杯東日本中学選抜ソフトテニス大会」。その名の通り東日本の各都道府県の強豪中学がリーグ&トーナメント形式で競うものであるが、昨年女子の部で優勝した広島中(埼玉)は夏の全中で2位になるなど、そのレベルの高さがうかがえる。ドローを見ると出場は男子40校・女子48校で、男子出場校には地元福島の西郷第一中・第二中のほか、鶴岡第一中(山形)、館林第一中(群馬)、戸塚西中(埼玉)、女子では長命ヶ丘中(宮城)、小鮎中(神奈川)、芝東中(埼玉)など、3月に行われた都道府県対抗全日本中学生大会でも上位に進出した学校が顔を揃えた。

大会名:第2回SRI・ダンロップ杯東日本中学選抜ソフトテニス大会
主催 :SRI・ダンロップ杯実行委員会
共催 :西郷第一中学校ソフトテニス部 保護者会
主管 :西郷ソフトテニス協会ほか
後援 :福島県ソフトテニス連盟ほか
協賛 :SRIスポーツ(株)/(株)ダンロップスポーツ/(株)ショーワコーポレーション
期日 :平成18年5月13日(土)・14(日)
会場 :白河市白坂の森スポーツ公園テニスコート/西郷第一中学校/西郷第二中学校

男女・決勝対戦結果

男子決勝
館林第一 2−1 土浦第四
女子決勝
長命ヶ丘 2−1 見附西

*ベスト4以上の対戦はページ下部をご覧ください。

(緑に囲まれた白河市白坂の森スポーツ公園テニスコート)



男女上位レポート

試合は男女とも東日本各地から強豪校が集っているだけあって、非常にハイレベルな戦いとなった。

男子は土浦第四中(茨城)が、選手とベンチが一体となって元気よく戦っていたのが目を引いた。準々決勝・準決勝と強豪校との対戦となったが、3番勝負のファイナルを気迫で勝ちきり決勝進出を果たす。
しかし決勝では、都道府県対抗3位のメンバーを擁する館林第一中の前に3番勝負で力尽きた。優勝した館林第一中は後衛の粘り強い展開に加えて、前衛が積極的に勝負を仕掛けていきポイント。攻守にメリハリのあるテニスで他を引き離した。

女子では見前中(岩手)、小鮎中のストローク力の高さが目立ったが、決勝に進出したのはその両校を準決勝で破った長命ヶ丘中と見附西中(新潟)。決勝は3面展開だったが、どの試合も非常にハイレベルな試合となった。長命ヶ丘中が先勝するも見附西中が2番をファイナルで制して勝負は3番勝負へ。最後まで強気で攻め続けた長命ヶ丘中がこの3番勝負をファイナルで制し、見事に優勝を果たした。

ヘ゛スト8に残った学校はどこも甲乙つけがたいレベルで、特にストロークの打ち合いは見応えがあった。最終的には前衛のポイント力の差が明暗を分けた。
今回は初日が雨のため5ゲームとなってしまったが、夏の全中では今大会で様々な地域のチームと試合をした経験を生かし、昨年の広島中を越える学校が出てきてほしい。
(↓■男子優勝:館林第一中)

(↓■女子優勝:長命ヶ丘中)


男女対戦結果(上位)

[男子結果]

▼準々決勝(番号若い順から)

三和東(茨城)1−2 館林第一(群馬) 
横芝(千葉)2−1 中井(神奈川)
土浦第四(茨城) 2−1 鶴岡第一(山形)
下貝塚(千葉) 1−2 戸塚西(埼玉)

▼準決勝
館林第一 2−0 横芝
土浦第四 2−1 戸塚西

▼決勝
館林第一 2−1 土浦第四


[女子結果]

▼準々決勝

山辺(山形) 1−2 見前(岩手)
長命ヶ丘(宮城) 2−1 鶴岡第三(山形)
小鮎(神奈川) 2−0 潮来第一(茨城)
西郷第一(福島) 0−2 見附西(新潟)

▼準決勝
見前 0−2 長命ヶ丘
小鮎 0−2 見附西

▼決勝
長命ヶ丘 2−1 見附西

上位入賞チームのフォトを近日掲載予定!

大会の位置づけは「夏前の腕試し」と「交流」

大会の冠にもなっているが本大会はダンロップグループによる協賛を得ている大会。 ダンロップはこの大会を通して、関東・東北を中心とした東日本内での学校同士の交流を深めてもらい(昨年はこの大会をきっかけに練習試合を行う学校もあった)、また1年生が入り一段落したこの時期に夏の本大会に向けて力試しの場を提供したいという考えを持っているようだ。
泊りがけで行われる大会のため、学校側の費用負担を少なくしようとできるだけ参加費用を安くするように配慮されていた。そして限られた予算内であっても、地域のスタッフから多くの協力を得てうまく運営することができており、手作り感の強い大会であることも特徴だ。

この大会は「強化」の比重が濃い大会であるが、一般の中学生を対象とした大会も催している。そちらの大会は、せっかくソフトテニスをしようと部活に入った生徒にたくさん試合をしてもらいたいという思いからできた大会とのこと。試合に出ることでソフトテニスを好きになってもらい、そうすることでソフトテニスの普及に役立とうというものとなっている。現在、全国40ヶ所でその大会を開催しているが、要望があれば今後も広げていきたいそうだ。

大会は初日が小雨のため気温が6℃という寒さの中での試合であったが、2日目は天候にも恵まれ絶好のテニス日和であった。
会場で目に付いたのが、保護者の方の数の多さ。地元・福島だけでなく、東日本各地から数多くの保護者の方が応援に駆けつけていた。部活動において、特に全国大会など上位を目指す学校は強化のために保護者の方々からの協力が欠かせない。休日に熱心に応援に駆けつける保護者の方々の姿から、様々な面で部活を支えているという様子をうかがい知ることができた。今後もこの大会の発展に注目したい。

上位入賞チームのフォトを近日掲載予定!

<関連サイト>

・ダンロップ ソフトテニス情報サイト
http://tennis.dunlop.co.jp/softtennis/








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